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(以下、海外の反応)


・「外観VS機能性」の素晴らしい例だな。どちらかに重点を置くことでどちらかが犠牲になる。デザインにおける哲学の違い、あるいは文化的違いといったものを表してるね。

客観的にどちかが必ずしも優れているということはない。美と実用性のどちらを重視するかという議論はとても意義があるものだと思う。




↑というか1日の天気を1つのアイコンで表すのってどうなんだぜ? 左は見栄えはいいけど全然使えないじゃん。

追記:と思ったら左側でもより詳細な天気予報ボタンがあったわ・・・




・これを見て俺が思ったのはYahoo! Japanのバージョンは過去のYahoo!のコピーなんじゃないかなってことだ。

歴代Yahoo! の天気予報のページ↓
circa 1997circa 1998circa 1999circa 2001circa 2007

完全に一致ってわけじゃないけど何か共通するものを感じる。




・俺は日本のバージョンの方が好きだけどな! 頼むから素晴らしい写真じゃなくて素晴らしい情報をくれよ! 自分の街がどういう風景かは知ってるから! 俺が知りたいのは日曜の10時から4時までの間に雨が降るかどうかってことなんだ。

もし日本のバージョンはもうちょっと見栄えをよくすることはできるか?と聞かれたら答えはYESだろう。ただ少なくとも俺が求めている情報はそこで得ることができる。天気予報のサイトでは情報量が少ないよりは多いほうがいい。以上、チラシの裏。

 


・Yahoo weatherの素晴らしいところは現地の実際の天気の画像をFlickrから持ってきているってところだな。もしシカゴが寒ければこんな感じの風景を見ることができる。

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・まぁ10年後にもう一回この2つのサイトを見てどっちがより現代的に感じるか確かめてみればいいんじゃね。俺の予想では現代的に感じるのは今のデザインの流行を追いかけていない方だ。今この時点の流行を追いかけている方は10年後にはかなり平凡になっていて新鮮味は全く感じないだろうね。




日本のサイトってだいたい全部こんな感じだよな。俺は大学で日本人のルームメイトと一緒に生活してたけど、彼が見てたサイトのほとんどはこういう風にごちゃごちゃしてた。




・このポストは面白いね。俺の意見としてはだいたい下に述べるような感じだ。

まず、確かに左の方が見栄えがいい(若干、最高気温と最低気温が見にくいけど)。ただ画面から得られる有益な情報量については考慮せざるを得ない。

個人的に最近のデザインのトレンドは実用性を二の次にし過ぎていてよくないと思う。もし俺がこの場所に住んでいたら、俺は多分でかい街の写真よりは一時間ごとの天候の変化を知りたいだろうと思う。

もちろん、それはYahoo! Weatherでも知ることができる。もう1、2回ほどクリックすればね。ただもう1、2回クリックするのは時間を消費するしストレスがたまる。俺は世の中には別に大きなよく撮れてる写真を必要としない最小限のデザインのサイトがあってもいいと思うのさ。それこそ時間ごとの天気を枠でわけただけのような。




↑俺は完全にこのポストは日本の天気予報のサイトから学ぶべきものがある的な内容だと考えていたよ。

機能性はいつだっていいデザインのゴールだ。もしそれがなければそれはアートにすぎない。アートは素晴らしいものだが、実用的な目的を達成するためのものではない。




↑俺はこれはどちらのウェブデザインもそれぞれ素晴らしいってことに関するポストだと思ったよ。それぞれのユーザーを考えればね。アメリカでは多分より多くの人が簡潔で現代風なデザインを好むかもしれない。しかし、日本ではそういう人々が情報量過多と感じるぐらいがちょうどいいってわけさ。




90%のケースにおいて俺が知りたいのは一般的な天気と気温、それが全てだ。(本当は99%のケースでそうなんだけど一応90%ということにしておく)。というわけでその情報だけを得るという点に関してはYahooの方がYahoo Japanよりもかなり速いと思う。確かに、もし俺が風速とか気圧とかそういう情報を求めているときにはそれを表す数字が雑然と並べられているサイトを見る方が、もう数クリック必要なサイトを見るよりは情報の取得が速いだろう。

しかし、実際それほど詳しい情報を日常的に必要としている人は世の中にいったい何人いる? 全ての情報を同じページに載せることが必ずしもアクセスのしやすさにつながるとは限らない。君がよっぽど詳細な情報を必要としていてページの隅々までチェックしなければいけないのならともかくね。





↑俺は依然として左のほうが好きだな。かなり要を得ているし、俺が求めている情報の100%を提供している。しかも右よりも読みやすい。俺は詳細は必要としていないんだよ。それが必要であればさらにクリックして詳細のページを見る。




↑個人的にforecast.ioがデザインと情報のバランスを兼ね揃えたベストの例だと思う。




ここで日本で育った俺が登場。伝統的な分野以外でのデザインという点に関しては、俺たちはほとんど気にしていないと思う。日本では基本的には、ぱっと見でいかに多くの情報量を得られるかということに重点が置かれている。

さらにいえば各々の部分同士に一貫性がない(例えばフォントのスタイルとか配色とかetc)。例えば日本の主要都市の景観を見てみろ。広告とか看板とか・・・建物の色や装飾でさえマチマチでひどい状態だ。雑誌も目に優しくない過度の色使いと冗長なテキストで溢れている。俺たちは「少なければ少ない方がいい」ということを決して学ぶことができない文化なのさ : ( 





↑まぁ俺たちアメリカ人はアメリカ人で「ナイスな画像=機能的に優れている」という風に騙されているけどなw




↑冗談だということはわかってるが、現代では人々は情報過多の時代に生きていて、それに対処しなければならない。日々の生活において視界から入ってくる情報の量は多すぎる。看板、広告、コンピューター、電話、テレビ・・・全て自分の注意を引いてしまう。

そういうときにわかりやすい画像があれば、それだけそういう情報過多に対処することができるのさ。

これが理由で俺たちは「最小限主義」に回帰しているわけだ。




↑ も う 影 付 き の 文 字 は い ら な い よ な ! 




・アジアのサイトはだいたいみんなこんな感じだよな。多分、そういう文化なんだろう。




・お前らのコメントには失望した!

俺はシンガポール、中国、日本にメインのオフィスがある企業のウェブサイトのデザインの仕事をしたことがある。お前らが言ってることは確かに正しい。でもお前らがわかってないのはそれでもOKだってことだ! 最小限的なデザインは西洋のマーケットでは好まれるが、アジアのマーケットでは顧客は「このページスカスカすぎじゃね?」って感じてしまうんだよ。彼らが求めているのは1つのページにコンテンツが全部ある状態なんだ(つまりスペースは全て有効活用されていなければならない)。

もし誰か西洋のデザイナーを連れてきてYahoo Japanの天気のアプリをデザインし直してくださいと言ったら、多分その人は左側に近いようなデザインをするだろう。それと同じように、ここでは多くの人が左側の方がいいという意見だ。・・・しかし、それは単に西洋の人間が左側のようなデザインを思いつきやすいからにすぎない。

つまりこれはあるデザインがいいか悪いかということではなく、単にデザインのいい悪いを判断するのには文化的な違いがあるってことを表しているだけのことなのさ。




↑>俺たちは「少なければ少ない方がいい」ということを決して学ぶことができない文化なのさ

この文章は俺が日本文化について知っていることについての直観にちょっと反しているなぁと思った。




翻訳元:
http://ja.reddit.com/r/web_design/comments/1qahbm/yahoo_weather_vs_yahoo_japan_weather/